好きな店のおすすめは、いつだって正しい。
どんなガイドブックよりも信頼でき、どんな情報よりもハズレがない。だからこそ、旅先で気になったお店の人にはこう聞く。
「この辺りでおすすめの場所ありませんか?」って。
ふだんよく行く店でもいい。一息入れたいときに休みに行く山とか、自然とか。ガイドブックに載らないような、知る人ぞ知る場所は地元の人がよく知っている場所。
そんな場所は、どんなに辺鄙な場所にあろうとも、たいてい混んでいる。そこに集まる人の熱量の高さに圧倒される場所が、長野には至るところに存在する。
一見クローズドなようで、開かれている場所。
そんな場所を見つけに、3日目は松本から霧ヶ峰高原へ向かった旅を写真で振り返ります。あなたの次の旅行先に「長野」という選択肢が加わりますように!
1日目:松本でおいしいマフィンと素敵な文具を見つけに。2019年GW写真日記#01
2日目:北アルプスの山々と桜でお花見。安曇野のギャラリーでカトラリー探し。2019年GW写真日記#02
10:30 松本のカフェ「amijok」で信州のくだものジュースを
平成最後の朝は、長野の親友とamijokで1年ぶりの再会。彼女に会えると、心からホッとします。
10時開店のamijok、朝からほぼ満員で大人気!信州のりんごジュースとももジュース、美味しかったな。マフィンをお持ち帰り用にテイクアウト。
松本のカフェ「amijok」は世界一おいしいマフィンとおもてなしに心がほどける場所。
11:30 「saddleblanket」で買い物
夫のいきつけ「saddleblanket」で、めぼしいアイテムをチェック。OMNIGODのデニムがとても良くて悩み中です。東京でも見てるはずなのに、ここに来ると魅力が倍増して見えるのはなぜでしょう。
12:30 諏訪方面へ向かい、途中休憩を挟みつつ、霧ヶ峰へ
午後は松本を出発して、霧ヶ峰へ。松本市内は一方通行の道が多く、道幅も狭くて休日は渋滞が発生しがち。駐車場も早い時間に埋まるので、松本散策は早めの時間に車を止めるか、徒歩やレンタサイクルでの移動をおすすめします。
今日は「amijok」オーナーの小島夫妻おすすめの山小屋カフェへ。
14:30 霧ヶ峰高原の山小屋「ころぼっくるひゅって」でランチ
霧ヶ峰高原に佇む、山小屋カフェ「ころぼっくるひゅって」。雪のない時期にだけ営業している山小屋です。
「ここのボルシチが美味しいんだよ!」と聞き、はるばる松本から諏訪を経由して霧ヶ峰へ。高速を使い、霧深い山道を行き、途中休憩を挟まなければ約90分ほどで着きます。
駐車場から近いので、登山が苦手だけど山小屋が好きという人(わたし)にもピッタリ。
1956年から続く「ころぼっくるひゅって」のボルシチはさらりとしたトマトの味とサワークリームが絶妙なハーモニーを奏でます。パンも美味しいし、ホットミルクもたまりません。
こちらは別記事で詳しく紹介しますね!
15:30 霧ヶ峰高原出発
「ころぼっくるひゅって」で至福のランチタイムを過ごし、諏訪へ向かいます。霧ヶ峰、ほんとに霧だらけ。GWでもめっぽう寒いので、薄手のインナーダウン必須です。
16:00 諏訪「地蔵寺」でしだれ桜と日本百庭園を観察
行きの道中で通りがかった、諏訪の名所「地蔵寺」へ寄り道。
多分有名な場所だと思うのですが、全然知りませんでした。曇り空の下でも、満開のしだれ桜の美しさには圧倒されますね。
「どこから来たの?」と気さくに声をかけてくれた住職さん。「奥に庭園があるので、よかったらどうぞ」と誘ってくださいました。
江戸時代初期の様式の庭園、閑静で心が静まるひとときでした。こういうところの良さに気づけるようになったのは、大人になったからでしょうね。
長野の桜はゴールデンウィークが見頃のよう。諏訪でも満開の桜に出会えました。
せっかく諏訪まで来たのならば、あそこに寄らなきゃ!ということで・・・
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16:30 諏訪「リビルディングセンタージャパン」で宝探し
使われなくなった古材や、取り壊した建物の端材をレスキューして次の使い手に届ける「リビルディングセンタージャパン」。関連記事:諏訪の古道具屋「リビルディングセンタージャパン」で古いものをあたらしく使う魅力にふれる
去年行ったポートランドのリビセン(関連記事:ポートランド旅行日記02 #かもめと街のポートランド案内)も素敵だったけど、日本人だからなのか、日本の古いものに惹かれます。
今や生産数が少なくなったと言われるすりガラスを使ったレンゲ、かわいすぎて。
北欧っぽさのあるスプーンもたまりません・・・!買いそびれたけどやっぱり買えばよかった。
リビセンで見つけたのは、鍋敷き。出会って3秒で買いました。こういう出会いがあるから古道具はおもしろい。
だれかの要らなくなったモノをレスキューするっていうのも、良いことをした気分になれますよね。
18:00 諏訪出発・松本へ帰る
諏訪を出発し、高速を使って松本へ帰ります。
19:00 松本から浅間温泉「琵琶の湯」で休憩
松本へ来たなら、というか、長野へ行ったら温泉入りたくなりますよね!市内から一番近い(たぶん)日帰り温泉は、浅間温泉「枇杷の湯(びわのゆ)」。
松本駅からバスも出ているので、ちょっと足を伸ばすのもおすすめです。
松本城主の湯殿として400年の歴史を持つそうで、建物の美しさにも注目。松本にいた時からたまに行ってましたが、無色透明のお湯でつるつるになれる温泉です。野天風呂が素晴らしいそうなので、ぜひ。(露天風呂と別の場所にあるので、はしごするには一旦着替えが必要です。←面倒で行かなかった)
21:00 宿で夜ごはん
「今日はテレビ見たいから早めに帰ろうね」と約束したはずが、行き当たりばったりの旅は夜まで延長戦に。松本の夜って、気軽にごはん食べられるお店が少ないんですよね。適当なチェーン店で済まそうと思いましたが、21時の時点で30分待ち…!夜ごはんで気軽に入れる店の少なさを物語っていますね。
ということで、スーパーで食材調達し、30分でスープとサラダで簡単ごはん。キッチン付きの宿は、こころにもからだにも優しい!長野が誇る名スーパー「ツルヤ」に寄れなかったのは心残りですが、なんとか近所のスーパーで、長野県産の新鮮な野菜を食べました。
気づけば平成最後の夜。なんてことないメニューだけど、自分たちで作ったごはんをのんびり食べられるって幸せだなとしみじみ。
「令和」になる瞬間はAbemaTV見て、ちょっとジーンとしつつ就寝。明日は松本ぶらり旅ラスト。悔いなく回るために早めに寝ます。続きは今日か明日更新!
1日目:松本でおいしいマフィンと素敵な文具を見つけに。2019年GW写真日記#01
2日目:北アルプスの山々と桜でお花見。安曇野のギャラリーでカトラリー探し。2019年GW写真日記#02