下町育ち30年のチヒロが、浅草・蔵前・谷中・墨田区などの下町にある素敵なスポット案内をします。

東京で世界を旅するごはんめぐりー錦糸町〈バングラフード〉
まさかバングラデシュ料理を食べに来て、「科捜研の女」の再放送を見入ってしまうとは。 錦糸町は駅から少し離れただけでカオスな通りが出てくるのがおもしろい。 しばらく海外旅行にも行けないフラストレーションを発散させるべく、刺…
まさかバングラデシュ料理を食べに来て、「科捜研の女」の再放送を見入ってしまうとは。 錦糸町は駅から少し離れただけでカオスな通りが出てくるのがおもしろい。 しばらく海外旅行にも行けないフラストレーションを発散させるべく、刺…
錦糸町には何度も来ているはずなのに。 大型商業施設が駅のまわりを包囲し、以前の街らしさが失われかけたように見えていたけれど、目を凝らせばまだあちこちにあった。 駅前のレコードショップでは大音量で演歌が流れているし、駅から…
兜町は、3つのはじまりが生まれた土地。 このエリアには、銀行発祥の地、郵便発祥の地、証券取引発祥の地の3つがある。 その面影はそこかしこにあって、銀行発祥の地はみずほ銀行として、証券取引発祥の地は東京証券取引所として、郵…
カフェへ入るかのごとく、お酒が弱い人でもスルっと入れる酒場。 最近話題の日本橋兜町にある〈Omnipollos Tokyo オムニポロス・トウキョウ〉は、もともと鰻屋だった建物を改装したクラフトビールの店。 「クラフトビ…
日本橋・煮干しパスタ専門店〈sisi煮干啖〉の並びにあった、古い喫茶店。 ビジネス街だからなのか、この辺りは裏通りへ入ると、ちらほらと知らなかった喫茶店に出会える。ここのところは、あえてGoogleマップで事前に調べすぎ…
天ぷらというと高級な料亭の食べもの、といったイメージがありますが、そもそも江戸時代には屋台で食べられるファーストフードのひとつだったそうです。 それを聞いてからというもの、「なんだ、かしこまらなくていいのか!」と胸をなで…
老舗の暖簾をくぐるの、ハードルが高い。 なにも料亭じゃないんだから、と思いつつ何年も通り過ぎていた。 そんな有様を打破してくれたのは、最近日本橋にオープンしたばかりのホットサンド屋さん。 わたしの大好きなミカドコーヒーの…
意外な組み合わせに惹かれる日がある。 自分の発想力では日々の自炊に新鮮さをもたらすことなんてほぼ不可能なわけで、そういうときこそ、どこかで食べたプロの料理を思い出して、そのエッセンスをほんの少し取り入れる。 今は、いろい…
山小屋のような喫茶店が蔵前に。その名も〈八方尾根〉。 長野の八方尾根、個人的に思い入れのある場所なんです。ひとりで山登り(といっても、だいぶ上までロープウェーで登って1時間歩いたくらい)した場所で。 スキー仲間が置いてい…
2020年を振り返る企画・第1弾は、今年行って印象に残った店をジャンルレスで紹介。 〈かもめと街〉で紹介した店から、まだ紹介できていないけれど、実はオススメしたい店を30店舗まとめました。(多くてごめんなさい) 今年は自…
山小屋に惹かれすぎて、ベッドルームを山小屋のようにリノベーションしたほど憧れています。 が、残念ながら山小屋に泊まって登山するほどの体力も気力もなく、徒歩でのみ辿り着けるような山小屋にはきっと一生行けない気がするのですが…
健康は大事なのは誰の目にも明白だけれども、不健康な悪いことも心が健やかでいるために必要なこと。多分。 急に食べたくなる味の濃いジャンクフードだってお酒だって、どん底から気分を上げたいときには強力な味方になってくれる。 薄…
あの店へ行けば、あの人に会えるというのは幸せなことで。 約束してなくても、こちらが出向きさえすれば好きな店主がいる。 その人たちの働く場にはパワーがあって、たとえ別の場所で同じモノを売っていたとしても、見え方が全然違う。…
いいお茶は、瞑想と同じ効果があるかもしれない。 〈水鳥〉という優雅な名前がつけられた緑茶は、ティーカップに口をつけるとふんわりと甘い香りがただよう。 慌ただしく過ごす毎日で、心が荒れていても。 スマホから離れて、目の前の…
不純。 悪いイメージしかない言葉なのに、どうしてか惹かれる言葉。純なものばかりが美しいのではなく、隠された不純なものにだって美は潜む。 「不純喫茶」と名のつく、一見あやしげな喫茶店が10月24日(土)、上野にオープンしま…
どことも競争せず、たった2つのメニューを、どこにも負けないように作る。ペリカンの人気の秘訣はそこに。 2017年に出た「パンのペリカンのはなし」を読んでから、「戦わずして勝つ」ペリカンスタイルに憧れています。 関連記事:…
「先代の頃から貼ってあるから、どこで手に入れたかはわからないんですよ」と話すのは、浅草・新仲見世にある〈珈琲ハトヤ〉のマスター。 ハトが2羽、ハート型に寄り添ったロゴがかわいい〈珈琲ハトヤ〉の壁には、昭和14年当時の浅草…
あたらしい言葉がいつの間にか生まれ、古い言葉は淘汰されていく。 食べ物やカルチャーあたりを注意深く見ていると、当たり前のように知らない言葉が使われていて、しょっちゅう焦る。 カタカナ用語が苦手で、ほんとに覚えられない。で…
ウィンナーコーヒー発祥の地といわれる、神保町の老舗喫茶店〈ラドリオ〉。 神保町の3大喫茶店といえば、さぼうる・ラドリオ・ミロンガで、そのどれもが個性的で好き。 〈ラドリオ〉は何度行ったかわからないくらい、神保町へ行ったら…
てきぱき、てきぱき。 ロッジ赤石で働くお母さんたちは、一瞬たりとも気を抜かない。平日の15時過ぎ、ランチタイムもとっくに過ぎて、お客さんものんびりお喋りに興じる。 「お先に失礼しまーす」と帰る挨拶をした後も、お客さんが帰…