両国「喫茶ランドリー」から学ぶ、垣根のない「まちのコミュニケーション場づくり」

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浅草育ちの街歩きエッセイスト。1981年生まれ。夫と二人で東京下町暮らし。 30代の女性に向けて「知られざる街の魅力」をお伝えする「かもめと街」を運営。 →くわしいプロフィールはこちら

「喫茶ランドリー」。このまま映画のタイトルになりそうなお店の名前に惹かれた。

海外ではコインランドリーとカフェがセットになったお店がよくあるそうだけれど、日本でこんな業態はあるんだろうか。

だけど、このお店の本質はそこじゃない。

「どんな人にも、自由なくつろぎ。」

これが「喫茶ランドリー」のコンセプト。

「行く目的は多いほうがいい」というオーナーさんの言葉を読んで、あたらしいような懐かしいような、そんなコミュニテイが生まれる場所だということを感じた。

人と人とがゆるくつながる。

ゆるくつながれるからこそ、置かれている立場や状況が違う人にも優しくできる。

このお店こそ、これからの時代に必要な場所。

こんな場所が増えたら、きっとどんな人も生きやすくなる。

 

両国・喫茶ランドリー 店舗外観

もともと手袋の梱包作業場だったという「喫茶ランドリー」。

東東京・両国国技館のあるJR総武線「両国駅」から約10分弱の住宅街にあります。

レトロな看板が目印。

外に向かって開放的に開かれたお店は、それだけで「どんな人でも」入りやすさを印象付けます。

このコンセプトがとっても素敵。

 

両国・喫茶ランドリー 店内の様子

広さ100平米の広々とした店内は、3フロアにわかれています。

こちらはコインランドリーがある「家事室」。

洗濯している間お茶するもよし、お店のサービスを使って洗濯から乾燥までお願いして両国散歩しに行くもよし。

「家事室」にはミシン台もあり、近所のお母さんたちが旦那さまのワイシャツにアイロンをかけにきたり、子どもが学校に持って行くバッグをみんなで作ったりできる場所なんだそう。

手芸が苦手なので、ぜひお母さんたちに教えてもらいたい・・・!

 

続いてカフェスペース。

レトロな雰囲気が出ているのは、喫茶店で使われていた椅子などを使っているからなんだそう。全体的にはカフェっぽいのですが、喫茶店らしいフカフカの丸い椅子があったりして、居心地がとても良い。

こちらは「モグラ席」。

半地下のようになっており、隠れ家のようで静かに仕事したい人や、友達とのんびり話したい人にぴったりの空間。各スペースはレンタルスペースとしても利用できるそうですよ!

 

この日は赤ちゃん連れのお洒落なお母さんが休憩しにいらしてました。

なんとベビーカーやおむつ換えスペースも用意されているんです。

「赤ちゃんいるとこういうお店に来れなかったけど、ここなら大丈夫だと思って。」と笑顔のお母さん。目がくりっくりの赤ちゃんとちょっとだけ遊びました。・・・遊んでもらった、が正しいかな!

 




両国・喫茶ランドリーのメニュー

店内に入ったら、奥のカウンターで注文をどうぞ。

祝日の14時ごろに行ったところ、空いていてゆったりできました。夕方になるにつれ少しずつ人が増えていっていましたよ。

 

メニューはこちら。

ドリンクを注文すれば、食べ物の持ち込みも自由というすばらしいお店。

フランスのカフェに行ったとき、他のお店で買ってきたパンを普通に食べている現地の人を見て驚いたんです。日本ではあんまりないですよね。

りんごとレーズンのパウンドケーキ、美味しかったです!

コーヒーのおかわり200円というお財布にも優しいプライス。気軽に来れる価格設定もうれしいポイントですね。

写真集や、建築・デザイン関連の本がたくさんあって、いつまでも飽きません。

商談をしている人、読書をしている人、考えごとをしに来ている人。

久しぶりの喫茶店時間に胸をわくわくさせてきたお母さん。

散歩で立ち寄ってコーヒーを買って行く家族。

どんな人にも開かれた空間だからこそ、お互いに声をかけやすい雰囲気がありました。

 

両国・喫茶ランドリーはコミュニティスペースとして使える自由な空間

店舗の一部または貸切も可能だそうで、近所の方々が家族の忘年会に使ったり、パン教室をしてみたり。

パン教室をした方たちが、カフェの前を通ったサラリーマンの方にパンをおすそ分けする光景があったという話を読んで感激しました。

<関連記事:「喫茶ランドリー」はどうしてヤバい?市民の能動性を引き上げ、受け入れる。グランドレベルの壮大な実験がはじまりました。>

垣根なく、ゆるく繋がれるコミュニティスペース。

なんとなく遊びに行くのでも、誰かに会いに行くのでも、洗濯をしに行くのでも、だれかと集まるのでもいい。

そうして偶然居合わせた人同士が、思いやりを持って接することができると、とても風通しの良い街ができあがります。

こういう場所、待ってました。

「○○する場所」って決めないからこそ、いろんな人に開けている。いろんな立場の人が気軽に立ち寄れるからこそ、「お互いさま」でいられるのかもしれない。

これからの社会にとって、すごく大切な場所になるんじゃないかな。

 

ぜひ、あたらしい街のコミュニティづくりを体感してみてはいかがでしょうか。

 

オーナーの田中元子さんの本を参考図書に、これからもこのお店の魅力を探っていこうと思います。

両国・喫茶ランドリー 店舗情報

喫茶ランドリー

 

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