知らない場所へ旅行するときのいちばんの目的は、なんと言っても現地の人と交流すること。
ガイドブックに載らないような地元の人がふだん行く場所に行けば、その土地が立体的に見えてくる。
そこの暮らしに自分が溶け込んだような気持ちになる。
今回は、monographブログメンター企画の最終試験で「台湾の日常」をのぞいてきました。
海外旅行用翻訳機の「ili(イリー)」のPRをさせていただくことになったので、台湾で実際に使ったレポートを3回に分けてお届けしますね!
翻訳機ili(イリー)について
まずは、ili(イリー)について簡単にご紹介します。
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ili(イリー)とは、旅行に特化した小型の翻訳機で、英語・中国語・韓国語の3ヶ国語に対応しています。
瞬間オフライン音声翻訳機「ili(イリー)」
すっきりとしたスタイリッシュなデザインで、使用方法もとても簡単。
使い方はこれだけ。
- まんなかのボタンを押す
- 「ピッ」と鳴ったら、翻訳してほしい言葉を話す
この2ステップだけで、すぐに翻訳してくれるんです!
わたしが一番感激したポイントは、話し手も聞き手にも「待つストレス」がほとんどないところ。
わずか0,2秒程度で翻訳してくれるので、会話の流れがとぎれにくいんです。
旅行用会話に特化しているため、スピーディに翻訳することができるんだそう。
旅行会話で一番大事なのは、こちらの意図がきちんと相手に届くこと。
「何を聞きたいのか」が伝わりさえすれば、相手は身振り手振りで一生懸命答えてくれるものだそうです。
さて、ili(イリー)の使い方を予習したところで、さっそく台湾の街へ繰り出してみました!
台湾の隠れ家的アトリエカフェで、ili(イリー)を使ってみた
台北で初めに訪れたのは、週3日だけオープンしている隠れ家的なアトリエカフェ「貳家肆(アァジャースゥ)」。
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台北の街は、こんな風に古い建物をリノベーションした施設がとても人気なんだそう。
「貳家肆」は繁華街の裏通りにあって、観光客がふらりと訪れるような雰囲気はありません。
複数のクリエイターさんが入っているアトリエらしく、門には味のある看板がいくつも並んでいます。
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「ここで合ってるのかな?」と不安になりながら、古い2階建ての一軒家のドアを開けようとすると「你好(ニイハオ)」と、1Fのカフェのオーナーの男性が出てきてくれました。
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ふわっとコーヒーのいい香りがする店内。こちらのカフェでは、焙煎した豆も販売していました。
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おそるおそる入店すると、横長のダイニングテーブルでは女の子たちが古いレコードプレーヤーを珍しそうに囲んでいます。
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カフェスペースの棚には、手づくりのカゴやバッグ、ジャムや石鹸などの日用品などが展示販売されていました。
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「カゴを見にきたの?」と、月桃で編まれたカゴを手に取らせてくれました。
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その場にいたアトリエ作家さんにカゴのモデルをお願いしました。横長のカゴかわいい・・・!
北欧雑貨でよく見る、白樺のカゴのような、それでいて品のあるカゴ。
さっそくイリーの出番です。
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「このカゴはいくらですか?」
おじさんがプライス表を持ってきて教えてくれました。日本円にして1万円くらいかな。
商品の説明については、英語も中国語もわからないわたしのために、日本語が少しだけ話せる女性彫刻家さんをアトリエの奥から呼んでくださいました。
イリーは一方向翻訳機のため、日本語のみ翻訳できるシステムになっているんです。
なので、相手の話す言葉を全て理解するのが難しい場合があるのですが、こちらの「気になる」という意思が伝わると、相手もどうにか伝わるように努力してくれるんですよね。
女性彫刻家さんが日本語でていねいに教えてくださいました。
「このカゴは月桃という素材でできていて、台湾の伝統工芸でも作られているカゴです。市場で売っているカゴより値段が高いのは、伝統工芸のデザインに手を加えて生産しているからなんですよ。」
たしかに、こちらのカゴはフィンランドで見た北欧の白樺のカゴのような、洗練された印象。
美しいカゴにうっとりしていると、「このお店はアーティストのアトリエになっているんです。よかったら見ていきませんか?」と、ありがたいお誘いをいただきました。
1Fのカフェの奥は女性彫刻家さんのアトリエで、様々な作品が並んでいました。
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2Fはジャム「miao marmalade」さんのキッチン。
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ミャオさんは突然の来訪にも笑顔で応えてくれて、「きっとこの方の作るジャムは美味しいに違いない!」と思って、さくらんぼのジャムを購入。
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アトリエを見せていただき、コーヒーとクッキーのセットを頂きながら休憩。
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レトロモダンな店内がステキでうっとり。手前のカゴはイスです。
「こんなに素敵な場所に集まる人たちは、きっとカルチャーにも食べ物にもコダワリがあるに違いない!」
そう閃いたわたしは、人見知りながらも勇気をふりしぼってイリーに話しかけます。
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「みなさんはお友達ですか?」
ナゾの白いスティック(イリー)を持って、とつぜん会話の輪に入ろうとしてきた日本人に、カフェでのんびりお茶をしていた女子たちの目線が集まります。
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即座に翻訳された中国語が流れた瞬間「ワオ!!」と女子たちが大盛り上がり。
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ああ、どこへ行っても女子の団結したときのパワーってすごい。
そして、イリーの翻訳スピードがとても早くて、会話のタイムラグの気にならなさもすごい!
ひとりの女性が、持っていた携帯で「昔、広告代理店で働いてた時の同僚なんだよ。」と日本語に翻訳して教えてくれました。
再びイリーで「台北でおすすめの食堂やカフェなど、あなたのおすすめを教えてください!」と聞いて、ペンとメモをお渡ししたところ、「あそこは?あのカフェも書いておいて!」と、はしゃぐ女子たち。
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カフェのオーナーの男性は、丁寧な地図を描いて近くの食堂を教えてくれました。
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こちらの食堂は、アトリエの作家さんたちの行きつけでもあるそう。
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「日本から友達が来た時は毎回ここに連れて行きます。日本にはあまりない、餃子のような具を包み込んだおまんじゅうに似たものが充実していますよ」と。
台湾へ来て初めてのごはんに、ワクワクが止まりません!
帰りにはすっかり打ち解けて、握手してお礼を伝えてお別れしました。
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カフェのオーナーご夫婦。写真いいですか?と聞くと、ぴったりと寄り添ってくれました。
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1Fにアトリエを持つ彫刻家さん。日本に留学していたこともあり、日本語が少し話せるので、いろいろサポート頂きました!
「よい旅を!台湾を楽しんでね!」と笑顔で見送ってくれるみなさん。
初日からこんな温かな経験ができるとは・・・英語も中国語もできないわたしに、イリーという心強い相棒がもたらしてくれたステキな出来事に胸が踊りました。
貳家肆で聞いた、台北に住む地元の人のとっておきの食堂へ
貳家肆から徒歩10分弱の食堂「半畝園」。
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屋台のような店構えを想像していたわたしは、清潔感のある雰囲気に「ここは高級なお店なのでは・・・」と店の前でハラハラしてGoogle検索していました。
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結果、ほぼ口コミ情報も見つからず・・・!
意を決して入ってみると、席を案内されてオーダー表を渡されました。
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食べ物の写真もないし、なにがなんだかわからなくて困りました。
さ、ここで助っ人のイリー登場です。
店員さんを捕まえて、お店のおすすめを聞いたところ、これとこれだよ、とオーダー表を指差し、忙しそうに店の奥に消えていきました。
そうして頼んだものがこちら!
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甘辛いひき肉の混ぜ麺(ジャージャー麺)と、牛肉餡餅。
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ひとりでポツンと食べていると、寂しそうな空気を察したのか、先ほどの店員さんが声をかけてくれました。
「おいしい?もっと混ぜた方がおいしくなるよ!」って。
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牛肉餡餅は、カリッカリに焼いた皮にかぶりつくと、中からジュワッと肉汁がしたたる絶品。
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「これは美味しすぎる・・・!」と心の中で歓喜しました。
気になるお値段は、合わせてなんと500円程度!台湾は外食がメインの人が多いそうで、食べ物の値段は全体的に安いんです。
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初日から台湾人の優しさにふれ、穴場的な食堂でお腹いっぱいになって帰路につきました。
これからの海外旅行の必需品。ili(イリー)を使って、現地の人となめらかなコミュニケーションを。
旅に行くならガイドブックは大事。ほんとうにそうでしょうか?
ある程度の情報収集は大切だけれど、観光地化されているところは決まりきったおすすめに偏ることがしばしばあります。
「観光地こそ、地元の人のおすすめを。」をモットーに旅をするのが好きなわたし。
「このあたりで美味しいごはんやさんはどこですか?ふだん行っているところを教えてください。」
そんな風に聞き出してハズれたことはほとんどありません。
ハズれたとしても、それはそれ。「なんだかおもしろい店見つけたね!」とその土地ならではの経験ができたことを喜びます。
言葉の通じない海外で、行き当たりばったりな旅ができるのはイリーがあってこそ。
こちらが一生懸命伝えようとすれば、相手も目を合わせてきちんと答えようとしてくれる。
そのきっかけづくりをしてくれるのがイリーでした。
おそらくイリーがなければ、ここまで深いコミュニケーションは取れなかったでしょうね。
言葉の壁をスルリと超えてくれる翻訳機、初日から大活躍してくれました!
次回予告!台湾の人気施設で聞いてみました!『あなたのお弁当、見せてください!』
食いしんぼうなわたし。ところ変われば食べるものも変わる、ということで、お弁当を見せてもらうのが大好きなんです。
台湾で人気のリノベーション施設で休憩していた家族のお弁当を見せてもらっちゃいました!
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まさか、あんなことになるとは・・・!
第2弾も近日公開予定。ぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです!
※追記 第2・3弾更新しました!
翻訳機ili(イリー)を旅のお供に。台湾人の「ふだんのごはん」をのぞいてみた[PR]
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