「人におすすめすることの楽しさ」は CDショップのアルバイトで学んだ。

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浅草育ちの街歩きエッセイスト。1981年生まれ。夫と二人で東京下町暮らし。 30代の女性に向けて「知られざる街の魅力」をお伝えする「かもめと街」を運営。 →くわしいプロフィールはこちら

「このPOP読んでたら聴きたくなっちゃった!このバンド全然知らないけど買うわ!」

そう言って、わたしのおすすめしていたCDを買ってくれたおばさまがいたという話を休み明けに聞いた。

一緒に働いてた同い年の女の子が興奮ぎみに、「チイちゃん!その人ね、すごく興奮して買っていったんだよー!」ってうれしそうに話してくれたのを今でも思い出す。

 

大学生の間の4年間は、CDショップでアルバイトをしていた。

とある駅構内にあった、名前は知られてないけどそこそこ大きな店舗。

今思えば、CDが売れていた最後の時代。宇多田ヒカルのニューアルバムと、浜崎あゆみのベストが同時発売されたときの忙しさは常軌を逸脱していて、レジの前は長蛇の列でお祭り騒ぎだった。

渋谷系インディーポップが大好きだったわたしは、お店でかけなければいけない流行りの曲はほとんど嫌いだったし、好きな曲をかけられる機会は全くなかった。

給料も激安の時給780円でよく4年間も続けたなと思うけれど、自分の好きな商品を誰かにオススメできるというのは、SNSもなければブログも一般的ではなかった時代からすれば、大きな特権だったように感じる。

そうやって、自分がおすすめしたことで誰かの行動のきっかけになれたことがすごく嬉しかった。

 

大学3年生になり、みんなが就活でざわつきだした頃「自分は将来なにをしたいんだろう?」と考え出した。

この業界が安定してるとか、給料がいいとか本当にどうでもよくて、とにかくスーツだけは着たくなかった。ほんとうに似合わないし。

それ以外の職に対する条件が思い浮かばない中で見つけたのは、あの時の経験だった。

 

「誰かの毎日を少しだけでも幸せにするお手伝いができたらいいな」

 

あのときにCDを買ってくれたお客さんが実際に「買ってよかった!」と思ってくれたかどうかはわからない。けれど、新しいワクワクを提供することはできたんじゃないかなって。

大学卒業後、紆余曲折あって念願のアパレル販売員になってからは、そんな純粋な気持ちだけでは働けなかった。

けれど、今こうやってブログやSNSを通じて、どこかの誰かにワクワクしてもらえたり、行動のきっかけになったり喜んでもらえることで、わたしが本当にやりたい仕事に近づいてるなぁとしみじみ実感している。

それもこれも、あの時のCDショップでのお客さんのおかげ。

 

そうそう、その時に買っていただいたCDは、当時喫茶ロック界隈で大人気だった「MAMARAID RAG(ママレイドラグ)でした!今聴いても名曲だなー。オフィシャルからどうぞ。

 

 

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