• エッセイ

アップデートされない

SPONSORED LINK







気落ちしたとき、あなたならどんな曲を聴くだろうか。

わたしの定番は、斉藤和義の『進め なまけもの』とサニーデイ・サービスのアルバム。

励まし系ソングの場合、暑苦しくないのと「がんばれ」とダイレクトに言ってこない歌詞であってほしい。

天邪鬼だからか、「何も知らないくせに気安く『がんばれ』って言わないでよ!」と体温が上がってしまうかもしれない。

なんて面倒な性格なんだ。

あ、でも好きなアイドルからだったら、その一言だけで頑張れる。

なんて単純なの。アイドルからの励ましは気力に直結する。「がんばれ」、どんと来い。

バンド名をそのままアルバムタイトルにした『サニーデイ・サービス』、そして『MUGEN』の2枚は特に気持ちが滅入ったときによく聴く。

眠れない真夜中に部屋の灯りもつけずにソファにもたれて。または喫茶店でコーヒーを飲みながら、イヤフォンの音量を音漏れしない程度に大きくして、世界に浸る。美しい歌声に耳を澄ませていれば、頭の誤作動が治る。

聴くことに集中しよう、と思う間もなくいつの間にか曲の中に意識が入り込む。そこで、音に浸る時間を忘れていたな、と気づく。

毎日毎分毎秒、一生懸命でいなくちゃいけないような気がして、なにもできない自分に嫌気がさす。世界の捉え方は自分次第で見え方が変わるのに、どうも悲観的になりがちだ。

でも、たぶん毎秒必死だったら倒れちゃう。

正しい生き方なんてどうでもいいけれど、自分で自分を苦しめるような幻想を肌身離さず持ってしまう癖は早めに卒業したい。

思い込みスイッチを強制終了できるような、電源オフのボタンを押せる仕組みづくりをしなくては。

それにしても、いくつになっても励ましソングがアップデートされない。

やはり思い出がこびりついているから、効果が抜群なんだろうか。これから新たに励ましソングに出合うことはもうできないのだろうか。

ついでに言うと、かもめと街も新しい記事をしばらくアップできないでいる。毎日のようにアクセスしてくれている方がいたらごめんなさい!ただいま充電中ということで、資料を読み込んだり、力を蓄えております。

アップデートの前にはきっと停滞が必要なのだ。きっと。

 

エッセイ、書いています

かもめと街 エッセイ 

誕生日を迎える前に。

 

SPONSORED LINK

 




 




 

 

 

Related articles

関連記事