• カルチャー

【書評】コンビニの傘はなぜ大きくなったのか?/渡辺 広明

SPONSORED LINK







以前の職場で、とてもお世話になった方が本を出版されました! 「ホンマでっかTV」などで活躍されている、流通ジャーナリスト渡辺広明さん。 マーケティングに疎いので、「こういう視点があったのか!」と楽しく読ませていただきました。

コンビニが夏におでんを出したり、恵方巻に力を入れてることに疑問を持ってたんですが、「人工的に作ったイベントで新たな消費をはかる」チャレンジ精神溢れる試みだったんですね。

今は「夏おせち」「おぼんだま」というのを仕掛けているコンビニもあるとか。 ファミマが「育てる野菜」を売り出したというのにもびっくり。

モノ消費からコト消費、がコンビニにも。

読んでいて1番よかったのは、「お気に入りのコンビニ選ぶ方法」。

フレッシュで一生懸命さがあふれる、応援したくなるような新人バイトを見つける、という点。 渡辺さんの優しいお人柄が、ギュッと詰まった視点だなぁと、読んでてジーンとしました。




初めてのバイトで、とんでもないくらいテンパってたときのこと。

「焦らない、焦らない。レジは1つしかありませんー。」と、お客さんの前で大きな声で励ましてくれた、優しい店長を思い出しました。 お客さんも笑って見守ってくれました。

こういう目線で見守ってくれるお客さまが増えたら、新人バイトさん達も楽しく成長できるし、お互いにとって「いいコミュニケーションの場」になります。

アパレル販売店長時代に、この手法なんども真似させていただきました。

95%くらいのお客さまが「全然いいですよー!新人なの?がんばってねー!」と笑顔で見守ってくれて、ホッとしました。

この本、「コンビニ活用術」と謳いながら、こんな提案しちゃうところがステキです。

コンビニ活用術を読んでたのに、思わぬところで思い出の箱のパンドラを開けられました。

Kindleデビューがこの本で良かったです。(iphoneでもKindleアプリがあれば読めるそう)

もちろん、紙の本でも購入できますが、オンデマンドでの出版なので、本屋さんでは売ってない模様… 1時間くらいでサクッと読めて、おもしろかったです! 早くも次の本が楽しみ!

 

SPONSORED LINK

 




 




 

 

 

Related articles

関連記事