その日は朝からナーバスだった。
理由はというと、歯医者へ行くから。「子どもじみた理由だな」と思われてもいい。
大人になって気づいたのは、治療よりも高額な診察代のほうがリアルに怖い。ああ、10万円…。
そんなわけで、仕方がないにせよ、朝からどんより。天気も付随して重ための雲から雨が降ってきた。
「よし!歯医者がんばったから、ごほうびだ!」と、以前から行ってみたかったカフェへ向かうと、「テレビで紹介されたプリン、あります」の張り紙。
「テレビで紹介された」にそこまで惹かれるタイプではないものの、朝からプリンを食べる背徳感にそそられ店内に。
ほんとはトーストとコーヒーでモーニングにしようと思っていたはず。だけど、たまには邪道な朝スイーツでもいいか。
ルーティンがとにかく苦手だから、こうしてたまに非日常を作る。
「自分の機嫌は自分でとる」と言ったのは誰だったか忘れたけれど、プリンくらいで機嫌が直るなら安いもんだ。
ちなみに、プリンを絶賛したのは石原良純さんだったそう。良純さんとプリン、ちょっとかわいい。
人形町のカフェなら。〈UNISON TAILOR ユニゾンテイラー〉で自家製プリンを。店舗外観
人形町のカフェで人気のある店のひとつ、〈UNISON TAILOR ユニゾンテイラー〉。
地下鉄人形町の駅からも近く、裏通りを歩けばすぐです。民家をリノベしたカフェは佇まいもちょこんと、かわいい。
水天宮のお参りや明治座での観劇と合わせて寄るのもいいかもしれませんね。
人形町のカフェなら。〈ユニゾンテーラー〉で自家製プリンを。店内
〈ユニゾンテーラー〉はおひとりさまに優しいカフェ。窓際のカウンターや、一人用のテーブル席。奥に4人がけのテーブルがありました。
ベビーカーもOKなので、きっとママたちにも人気なはず。わたしが行った日も、ベビーカー連れの家族が来ていました。
小さな店舗ながら、天井の高さが高めに取られているためか、居心地がいい。もともとの建物の梁がそこかしこに残されているようで、味わい深い。
人形町のカフェなら。〈ユニゾンテーラー〉で自家製プリンを。メニュー
〈ユニゾンテイラー〉はトーストも人気のようで、目玉焼きをのせたラピュタパンもおすすめらしいです。
今日はコーヒーと自家製プリンを。
「ザワつく!金曜日」というバラエティ番組でプリンが紹介されたそうで、その時期はすぐに完売してしまうほど人気だったよう。
「コーヒーに合うプリン」を目指しているそうで、甘さひかえめなのがちょうどいい。コーヒーを邪魔しない味。たまご感が強い、素朴な味わいが落ち着きます。
スプーンを入れると弾力があって、しっかりかため。ちょっとずつ食べる楽しみがあります。
カラメルも自家製だそうで、ほろ苦め。これは大人が喜ぶプリンだ。
プリンは数量限定だそうなので、できるだけ早めの時間がいいかもしれません。他のスイーツも食べてみたいな。
人形町のカフェなら。〈ユニゾンテイラー〉で自家製プリンを。店舗情報
関連記事:東京の美味しいプリンまとめ
プリンがおすすめのカフェまとめ!懐かしいかためプリンからフォトジェニックなプリンまで。〈随時更新〉