モノを買うとき、どうしてもレビューをチェックしてしまう。
使い心地、価格、コストパフォーマンスなどなど、気になる項目は無限にあるように見えて、選択するのに疲れてしまう。
ぱっと見で気にいるかという見た目問題については、レビューはまったく必要ないが、実際のところ使い心地はレビュアーや消費者のみが知るところだ。
損をしたくないのは誰でも同じ。でも、自分なりの判断基準を決めないといつまでも迷ってしまう。
ブログを始めた5年前、常にわかりやすさを取り入れるようにアドバイスされた。
「確かにそうだな」と思いつつも、どうしても取り入れたくなかった。なにかを評価したくて記事を書いているわけではないから。
モノには絶対的な評価軸があるような気がするけれど、それに比べると食べものには評価軸が通用しない気がしていて。
だから、星をつけない。
店に対して星をつけるだなんて、わたしには恐れ多くてできない、と思ってしまうのだ。
自分の好みに合うかどうか、ただそれだけであって、それを分かりやすい評価軸に当てはめようとすると歪みが生じる。
評価にはどうしても「お客様の立場が上」という認識がつきまとう。できるだけ並列でいたいという思いがつよい。
いや、並列どころかごはんを作るのもコーヒーを淹れるのもいつも適当だし、お客さまに出すようなものは作れないゆえ、並列だなんて恐れ多い。
星をつけない代わりに、好きな店には自分の言葉を使ってできる限りの賛辞を送るようにするだけだ。
[おしらせ]5月29日(日)文学フリマで日記zine発売!
『散歩するつもりじゃなかった』
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ちょっと外へ出ただけだったのに、気づけば3時間も経っていた。
なにもないような日常も、視点を変えれば新しい発見が見つかる。
見慣れた近所も、ありふれた光景も。
わたしたちには、もっと楽しくなれるパワーが眠っている。
街歩きエッセイスト・チヒロが綴る、作為のない日常の記録。
ドラマチックなことは起こらないけれど、
日々の色鮮やかなあれこれ。
そんな世界に魅せられて、
今日も散歩は予定の2倍を超える壮大な旅に。
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著者:チヒロ(かもめと街)@kamometomachi
表紙イラスト:小泉理恵 @rie_koizumi
デザイン:安藤萌香 @moeka.ando
予価:1,000円(税込)
noteで製作日誌も公開しました!:105日で本を作った話 / note
文学フリマ東京 概要
「かもめと街」は、入口から左のブース「ニ – 43」です🚩
開催日時:2022年05月29日(日) 12:00〜17:00
入場料:無料
会場:東京流通センター 第一展示場
アクセス:東京モノレール「流通センター」駅 (MO-04) 徒歩1分(詳細:文学フリマ)
公式サイト:文学フリマ東京