「いつか本を出したい」
ブログを始めた当時の仲間にそう伝えると、みんなが驚いたのを今でも思い出します。
その目標が現実になるかはさておき、ほんの少し夢が叶いました。
今月末(2019年3月)に台東区から発行された広報誌「台東ときめき散歩 vol.4」に、街歩きエッセイストとしてコラボ企画を掲載していただきました!
まさか、表紙にも「かもめと街」と入れていただけるとは思ってもおらず、校正を見たときは胸の高鳴りが抑え切れませんでした・・・。
台東区広報誌×「かもめと街」コラボ企画の経緯
お話をいただいたのは、今年の年明けすぐ。台東区の担当者さんが、たまたま旅行先の長野県松本市のことを調べていたら、「かもめと街」にたどり着いたんだそう。
「この人なら下町に詳しいのでは」と、お声をかけてくださいました。いや、ほんとどこで誰が見てくださってるかわかりませんね・・・。
お願いされたことはひとつだけ。
「チヒロさんの好きなように書いてください。」と。
台東区内のおすすめのお店の紹介と、エッセイを入れること。
企画から店舗への取材、エッセイの執筆まですべて担当させていただきました。
こちらの広報誌は、台東区を通る鉄道会社さんにご協力いただき、駅長さんや駅員さんがふだん行くお店への取材も13店舗担当しました。
年明けから約2ヶ月、当たり前だけど教えてくれる人もいないから、「お店の取材ってどうすればいいの・・・」って最初は不安ばかりでした。
でも、大変だったけど、終わってみれば本当に素晴らしい経験をさせていただいたなぁと。
その店のことを知る=その人となりを知るということ
特に思い入れ深いのは、「かもめと街」企画で選んだ大好きなお店の方々と、直接じっくりお話ができたこと。
「あなたのことをもっと知りたいんです」という心持ちだけを頼りに、憧れの人たちに会いに行きました。
話を聞いていて感じたのは、その店を知るということは、その人たちの人となりを知ることなんだなと。大切にしている信念だったり、生き方だったり。
大好きなお店の、知られざるお話を聞いている瞬間、ふと我に返って「なんて贅沢な経験をしてるんだろう」って胸にこみ上げる瞬間がありました。それほど、素晴らしい時間でした。
つたないインタビュアーでしたが、みなさん本当に温かく迎えてくださって、かけがえのない経験になりました。
紙面の関係で、泣く泣く載せられなかった話がたくさんあって、その辺りの詳しいお店のご紹介は「かもめと街」で特集していきたいと思いますので。
今回ご協力くださった「銀座ブラジル」、「水新菜館」、「SUNNY CLOUDY RAINY」、「itonowa Life」の皆様。本当にありがとうございました!
また、駅長さんのおすすめで伺った店舗も、初めて知る素敵なお店がたくさんあって。秋葉原にある、天体望遠鏡の「スターベース東京」さんなど、わたし自身の新しい興味がわく機会にもなりました!
台東区、、、まだまだ魅力を掘り下げられそうです・・・!
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どんな街にも、知らない魅力が眠ってる
浅草育ちのわたしにとって、台東区さんとお仕事ができたのは、なによりも財産になりました。紙面が出来上がって、今までお世話になった方々やお店の方にお渡しして、本当に喜んでもらえたことにも、Webで発信しているときとはまた違った喜びが感じられました。
ネットなんて全く見ない父にも喜んでもらえたのも紙面の力だなぁと。
さいごに。
台東区のご担当者の方々や、素敵な広報誌を一生懸命デザインしてくださった製作会社のみなさん。取材にご協力くださったみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。
もちろん、お世話になっている先輩ブロガーのみなさんや、読んでくださってる方々にも最大限の感謝を。
これからも、まだまだ「知られざる街の魅力」をたくさんお届けできるように精進いたします。
読んでくださっている方々、これからもどうぞよろしくお願いいたします!
関連:「かもめと街」編集長チヒロのプロフィール(2019年版)