しゃきーんと、まるでティピーのようにそびえたつドーサ。
南インドカレー屋へ行くようになり、まず頼んでみたかったメニュー。何軒ものドーサを食べた訳ではないけれど、〈ダクシン〉のドーサには驚いた。
ドーサとは、南インド料理のメニューで、クレープのように薄い生地を焼いたもの。パリパリの食感で、ベースは米と豆でできているんだとか。おやつ感覚で食べられるのが好きです。
今まで見てきたドーサは、たいていの場合、丸い生地をくるくるっと丸太のように横に倒して巻いたもの。
〈ダクシン〉のそれは、まさにテント。ぐるっと2,3重にも巻かれていて見た目以上に強度もばっちり。
もしも「ヘンゼルとグレーテル」の世界だったら。
しょっぱい党のわたしとしては、お菓子の家よりドーサのテントで罠にかかりたい。食べられる家、お菓子よりドーサで作ってほしい。たとえ魔女の罠だとしても、バレないように外壁をかじってから逃げようと思います。
馬喰町・東日本橋のおすすめランチ。〈ダクシン〉でドーサを。店舗外観
馬喰町でランチなら、大通りから少し角を入ったところにある〈ダクシン〉がおすすめ。
馬喰町駅から近く、浅草橋や東日本橋の駅からも歩ける距離です。近くには〈Bridge COFFEE & ICECREAM〉もあり、ランチ後にお茶するのにおすすめ。
〈ダクシン〉は南インド料理で有名な店で、東京駅八重洲口にも店舗があります。八重洲と比べて、こちらは問屋街のためあまり混んでいない様子。
目の覚めるようなオレンジ色の外観なので、すぐ見つかるはず。
馬喰町・東日本橋のおすすめランチ。〈ダクシン〉でドーサを。店内
1Fはキッチンと、テーブル席が4つほど。2Fは行ったことがないので分からないのですが、割と広そう。ランチタイムが平日15時までなので、遅いランチはここがおすすめ。
いつも平日の14時ごろに行くとかなり空いているので、安心してゆっくりランチできます。
1Fなら窓際のキッチンの様子が見られるので、ドーサを焼いているところも観察できますよ。
馬喰町・東日本橋のおすすめランチ。〈ダクシン〉でドーサを。メニュー
〈ダクシン〉のランチメニューはこちら。
日替わりのカレーが3種類で、甘口・中辛・辛口から選べ、今回はほうれん草のチキンカレーに。
それにしても、改めて見てもドーサでかくないですか…!
初めて〈ダクシン〉のドーサを見ると、しばらくうっとりと眺めてじっくり味わってしまいますが、思ったよりお腹に溜まるので、サクサクとテントを割いて食べるのをおすすめします。
山のようにそびえたつドーサの中には、カレー味のマッシュポテトが。炭水化物まつりです。
出来立てのあったかいドーサは、生地の薄いところはパリッと、そして少し厚みのある真ん中の方はしっとりもっちりとした食感が楽しめて、一度で二度おいしい。冷めてももちろん美味しいけど。
ほんのりチーズのような香りがするのは気のせいかな?生地を発酵させてるからなのか、次回聞いてみようっと。
日本語が話せるインド系の店員さんが、親切に食べ方を教えてくれましたよ。
ほうれん草のチキンカレーにはライスと合わせて。ドーサはサンバル(南インド料理における味噌汁的な立ち位置のスープ)かココナッツのソースと一緒に食べるのがおすすめだそう。
ま、普通にカレーにつけても美味しいし、どう食べても全然良いとは思うものの、確かにほうれん草のカレーは旨味が濃い分、ドーサの味が消えてしまう感じがするかも。
ということで、ドーサには少し酸味の効いたサンバルや、とろっとした白いココナッツソースの方が相性が良さそうです。
それにしてもインド料理屋に行くと、店員さんがゆるくて落ち着きませんか?「お客様」という感じで扱われるより、これくらいの方がちょうどいいな、といつも思います。
馬喰町・東日本橋のおすすめランチ。〈ダクシン〉でドーサを。店舗情報
近所のコーヒーショップで休憩を。
〈ダクシン〉の近くには、おいしいアイスクリームも食べられちゃうカフェも。
馬喰町 Bridge COFFEE & ICECREAM でヨーロッパの街中のカフェ気分を味わう。