ザ・ギース「Private Yellow」@下北沢小劇場B1に行ってきた!その4

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浅草育ちの街歩きエッセイスト。1981年生まれ。夫と二人で東京下町暮らし。 30代の女性に向けて「知られざる街の魅力」をお伝えする「かもめと街」を運営。 →くわしいプロフィールはこちら

<バー>

一輪の花が飾られているバー。
背の高い渋めのマスター(尾関さん)がグラスを吹いている。
ちょっと哀しげな表情で入店してくるスーツ姿のお客さん(高佐さん)。

高佐「マスターのおすすめをひとつ。」

尾関「かしこまりました。」

シェイカーを振り出すと、マスター白目でやばい表情…

高佐「やばい店入っちゃったな。。。」

尾関「…お待たせしました、『ナウマン象の黄昏』です。」

恐る恐る飲んでみると、高佐「…美味しい!」

尾関「こちらはオレンジキュラソーと、この街で取れたすだちを使っています。
ところでお客様はこの街に来られたのは何故ですか?」

高佐「家内がこの街の生まれなんです。…5年前に交通事故で亡くなってしまって。」

尾関「それはそれは…立ち入ったことをお聞きして申し訳ございませんでした。」

高佐「いや、こちらこそ湿っぽい話ですみませんでした…もう一杯同じのをください。」

尾関「かしこまりました。」シェイカーを振り出すと、また白目。

高佐「何回見てもやばいな。」

尾関(そのまま白目でシェイカーを振りながら)「(女性の声で)…トシくん、トシくん聞こえる?」

高佐「!?…マナミ?マナミなのか?」

尾関「そう、マナミよ。あなたの妻のマナミ。信じてもらえないかもしれないけど。」

どうやら、マスターがシェイカーを振るとトランス状態になるようで、その間に乗り移ってるよう。

高佐「ほんとうにマナミなのか?」

尾関「ほんとうよ。初めて会ったのは社交ダンス場。
『小粋なステップだね』って私のステップ褒めてくれた。ほら、見て。」

シェイカーを振り、白目のマスターが小粋?なステップを踏む。

高佐「マナミだ!」

尾関「(愛しそうに)久しぶりだね、トシくん!」

続けて話そうとすると、カクテルが出来上がり、
マスターはもとのマスターに戻ってしまう。その度におかわりするお客さん。

高佐「この店でいちばんシェイカーを長く振るカクテルください!」

尾関「斬新な注文ですね。かしこまりました。」

マナミと話そうとするお客さん。
が、簡単に乗り移れるマスターは霊界で大人気の模様で、知らないおじいちゃんや
小野妹子まで登場する始末。
順番待ちしていたマナミがようやく話しかける。

尾関「トシくん、もし好きな人ができたら再婚したっていいんだからね。」

高佐「そう言ったって、嫉妬して化けて出てくるんでしょう?」

尾関「うふふ、そうかも!…あ!もう12時か、、、そろそろ行かなきゃ。あっちの世界に帰れなくなっちゃう。
この人も死んじゃいそうだし。(マスター本体はシェイカーを白目で振り続けてます。。。)」

高佐「(名残惜しそうに)新婚旅行のときさぁ…」

尾関「トシくん!!」と話を止める。

高佐「…行っちゃうのか。」

尾関「最後に、、、、いつものあれやって!」

高佐「わかったよ。」

シェイカーを振り続けてる大きいマスターを後ろからぎゅっと抱く。

高佐「…マナミ…背中が熱いよ」
(そうだよね、この人この数分ずーっとシェイカー振り続けてるもんね…!)

ぎゅうっと愛おしそうにマナミを抱きしめると、

尾関「じゃあね…」

急にマスターが正気に戻り、抱きつかれてるのに驚く。

2人「うわあぁぁぁ!!!!」

尾関「あなたコッチだったんですか!
わたしコッチですし、この店はそういうバーですけど」

高佐「いやいや違います!
この店そういう店だったんですか、ちょっといいなと思って入っただけですけど」

高佐「…お会計お願いします。」

尾関「かしこまりました。」

高佐「…来年のこの日に、また来ます。」

名残惜しそうにドアを閉めて店を出る。
ぐっと泣きたくなるのを堪えているような、切ない表情で。

ひとりになったマスター、小粋なステップを踏む。

ドビュッシーの月の光が流れ、
黄色いドアにはカウンターの上に置かれた一輪の花の影が色濃く落ちている。

 

コントはこれで終わり。
ぎゃー、なんてこんな切ない話。。。
最後に泣けて仕方ない。。。
コントっていうか、演劇だよね?

よもやま話、つづく。

 

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覚えてる範囲内で、コント覚書したらすごく長くなっちゃった。でも結構覚えててびっくり。
「バー」なんて、思い出し泣きしながら書いてた、どんだけ好きなんだ。

コント内でのもろもろばなし。

「温泉」
初日:「好きな人は?」と聞かれた尾関さんがちゃんと答えずにお茶を濁す。
それから、最後の方に「初日だよ〜、こわいよー!」と2人が布団でゴロゴロしながら不安を訴えたり、
「どうか、どうぞ温かい目でご覧ください」と高佐さんが念を押してきたり。
2日目:「好きな人は?」で尾関さん「はいはい奥さん奥さん」と答え「なんだよその優等生みたいな答え」と返す。
最後の方、「2日目は難しいんだよー。昨日受けたのに今日はあんまり受けなかったなーとか」とまたもや不安を訴える2人。
5日目:布団に挟まれた高佐さん、「見てー!柏もち!」

「再会」
尾関さん、2日連続で「後輩」を「後悔」と言い間違える。高佐さん「先輩、わたし後悔じゃありません。」と。
尾関さんエンディングで「いつも後悔してるからですかね」と。

「おすべり試着室」
高佐さんの一発ギャグに弱いわたし。想定外の発想によわいんです。
サッカーのキーパーの如く動く高佐さん。「ここから上流には、シャケ1匹も通さない!」会場大受け。
尾関さんの「ふー。ふー。…沸かすクリニック!」もおもしろかったな。

「マジシャン」
名刺見つかるマジックがまさかの失敗の2日目。名刺がたくさん捨てられたゴミ箱を剣で刺すと名刺が取れるアレ、
取れないバージョンは機械音が「ウィーン」と鳴るのみ。。。
エンディングで尾関さんが「マジックはね、機械の調子が悪くて見られなかったところもありましたけど。」というと、
高佐さん怒り。「機械とか言うなよー!」彼のプロマジシャンのプライドを傷つけてしまった模様(笑)
おもむろに「尾関、糸ついてるよ」と言って突然紙テープをシャラーンと登場させてお茶を濁してました。
悔し紛れにやった感がおもしろくて…

「バー」
そういえばマスターの名前「ふさお」でしたね。絶妙なネーミングセンスにいつも感服です。

エンディングトーク
1日目:HPが変わります!DM製作している株式会社ONさん製作中。
一度プレゼンを受けたんですが、今のHPのダメ出しずらり。趣味欄に尾関さん「カープ」なし、
高佐さん「博士の異常な愛情 あんこ好き」のみ。仕事に繋がらないよ!とツッコミ。うん、ほんとそうだね。。。
ほんといろいろ改善して差し上げてほしい。いろいろ、いろいろリクエストしたい。
とりあえずライブでグッズ売ったりして!今のわたしなら二人のポスターとかも買っちゃうから。パンフもほしい。
おしゃれなグッズもほしい。もっとお金払わせて!はたらくから!なんつって。でもほんと、まだいろいろやれると思うのです。。

来年の1月に単独決まりました!下北沢スズナリで。2倍くらいの人数に増えるので、ツイッターなどで拡散してください!とのこと。
予定では1月10日〜14日。初日、社長が見にきてるので、ツアーやりたいって言います!

2日目:ツアー決まりました!広島、大阪で。

5日目:アンケート書いてください!なんでもいいので。キングオブコントでこのネタやったらいいよ、とか尾関さんのお弁当リクエストとか。と。
お昼のアンケートで「高佐さん青白くて具合悪そうで心配」ってなのが3通あったそう。。。た、たしかに。

そうそう、コントとコントの間は恒例の生着替え。最初ははずかしそうにチラ見してるのに徐々にみんなガン見してるの。
女装姿の高佐さんの足の美しさよ…
2日目に尾関さんの目の前に座ったら、隣の男性が生着替えを見せびらかされてて爆笑してた!
最前列、ふたりの表情がすごく見えて、役によってこんなに変わるんだ…とびっくり。
こりゃ何度も見たくなるわけだ。すでに来年が楽しみ。
その前に6月26日の「ASH&D REPORT」もあるし、これでしばらく生きていけるぜ!

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