漆塗りのお椀って敷居が高くてふだん使いには向かない。
そう思っていました。
古道具を好きになってから、漆塗りのお椀を見るたび「和っぽさが強くて、使うの難しそう」と遠ざけていたのに、気づけば欲しくてたまらなくなるように。
とはいえ、1万円以上する作家ものの漆器にはまだ手が出せない。もっと気軽に、ふだんのごはんにも使える気軽さのある漆器はないかと無意識のうちに探していました。
漆の美しさに魅せられて、はや数年。なんと無印良品で出会ってしまいました!
無印良品〈河和田塗り汁椀 黒〉は漆器初心者におすすめ
「漆は本物じゃなきゃイヤだ!」という人にはごめんなさい。これは合成漆器という種類のもののようです。
塗り物のベースになる素地は、天然木だけではなく「木粉とメラミン樹脂の成型品(木粉52%)」との表示。天然木だったら1000円台では買えないですもんね・・・!天然木なら、お手入れも本気でやらないと、すぐに反ってしまいそうな気がします。(使ったことがないので分かりませんが)
ですが、表面は職人さん手塗りの上質な漆なので、漆の独特の艶めきを気軽に楽しむことができるんです。
使い込むほど味わいが増してくるそうなので、長く使って経年変化を味わえる一品になりそう。
重量は約180gと見た目に反してかなり軽いので、子供でも使いやすいような気がします。
大きさは、約直径12×高さ6.5cmで楕円型。高さがある分、熱いものを入れても楽に持てますよ。
漆器のお椀の美しさは、ふだんのごはんを華やかに見せる
漆器、さっそく使ってみました!朝ごはんのお粥をあえて汁椀に入れてみたところ、急いで作ったお粥もなんだか良い雰囲気に。
黒って料理を映えさせてくれる、いい色ですよね。白味噌のお味噌汁とか、お正月の雑煮も美しく見えそうで、今から楽しみです。
漆器の産地は福井県鯖江市河和田地区で
無印良品の〈河和田塗り汁椀〉は、福井県鯖江市河和田(かわだ)地区の職人さんが作ったもの。この地域は、越前漆器として約1500年の歴史がある街なんだそうです。明治時代から、様々な漆器の種類が増えたのだそう。(参考:暮らしを紡ぐまち 河和田)
鯖江はメガネの産地としても有名。国内のメガネフレームの9割がこの地域からうまれているそうですよ。ものづくりが有名な街なんですね。
無印良品〈河和田塗り汁椀 黒〉の注意点
漆のお椀を使った後は、すぐに布巾で水気を取って完全に乾かしましょう。わたしは無印の布巾を愛用しています。無印良品 落ちワタ混ふきん12枚組 縁カラー付をチェックする
漬け置きはNGなので、使ったらすぐに洗いましょう。これは毎日の日課になれば苦にならないはず。
傷をつけないように、たわしはクレンザーはダメです。
漆器デビューしたいと思っている人へおすすめの汁椀ですが、こちらは食洗機・レンジ・オーブン不可なのでご注意を。また、漆がかぶれる人は難しいかもしれません。
いかんせん、うつわが好きな人や、これから好きなうつわを揃えたい人には、そうたいして難しいことはないかと思います。初心者には簡単に使えてありがたい漆器。
漆器特有のほのかな香りもきちんと残っていて、本格的です。香りが気になる方はお手入れを。
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漆器ものは通販で買える!無印良品〈河和田塗り汁椀 黒〉
漆器のお椀、デビューしてみたくなりましたか?漆器ならではの美しさは、陶器とは違った華やかさがあります。買いやすい価格と使い勝手のよさで、しばらく愛用することになりそうです。
気になった方は無印良品の店舗で手に取ってみてください。ネットショップでも購入できるので、試してみたい方はぜひ。日々のごはんが変わりますよー!
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北欧ブランドが大好きでしたが、少しずつ和っぽいものが増えてきました。