• エッセイ

梅雨がつらい…休みたいのに休めない人への処方箋

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6月は祝日のない月。それに加えて毎日雨で心も体もどんよりしがち。
普通の人でさえ、日々過ごすだけで結構ハードだったりする季節。
暑くなったり寒くなったりで風邪をひいたり、謎のだるさにやられたり。
気温差が10℃あると、それだけでからだはストレスを感じるそうですよ。

とは言え、風邪とか体の不調で倒れる分には、つらいけど仕事を休む口実が出来てまだいいかも。
倒れる前に無理やりでも休めば、本気で倒れてからより治るスピードも速くて心身ともに楽。
どっちにしろ休む結果になりそうならば、早めに休んじゃえばいい。

「なんでかわからないけど、どうしてもつらい」ときは、むりやり休む

問題は「なんだか分からないけどからだもこころもだる重い。なにもかも嫌」なとき。
仕事にやりがいを見つけていたり、こころを動かされるようなことがあるなら、ちょっとはがんばれる。
誰かにすごく感謝されたり、お礼を言われたり。誰かの役に立てるような仕事をしていたり。
(そもそも仕事自体が誰かの役には立ってるけど、特に事務的な仕事だと「何のためにやってるのか分からない」ケース多し。)

「みんながんばってるから」病

どーーーーしてもがんばれないときってある。
自分でも何でかわからなくて、「あぁなんてダメな自分…みんなはあんなに毎日がんばってるのに。」と自分を責める。
責めまくる。なんだか風邪ひくよりこころがつらいんですけど。何も考えられないくらい熱がある方がマシに思える。
それでも日々暮らしていかなきゃならないわけで、だるくてもめんどうでもムリしてでも仕事に行く。
その我慢強さも大事。だけど、それでこころもからだも傷つけるとしたらどうだろう?

1日くらい立ち止まって、美味しいものを食べに行ったり、好きな店や人のところに行ったり、ただただ家でのんびり本を読んだり。
なにもせずにぼーっと1日布団の中で包まれて過ごすのもよいではないか。たとえそれが具体的に風邪をひいたりなんかしていなくても。

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わたしの20代は、そんなこと絶対できなかった。なぜならアパレルの販売員で、お店を一人か二人で回す日々だったから。。。
体調を崩せば怒られるし、「大丈夫ですか?」と聞きながら「体調管理も含めて仕事だから」と冷たく返される。
そりゃ半日以上空気悪いところに立ってたら、一年に数回具合悪い日だってありますって。。。
そんな生活を6年ほど送っていたから、もともとの真面目すぎる性格に上塗りして「絶対休んじゃいかん!」が身についた。
アパレルのときはお店に立つ側として人数的にどうしても休めないのが普通だったし、どんなに凹んでいても、
表に立ってなんとか笑顔でいれば、時にすごく嬉しいことがあったりする。で、風邪がケロリと治ってたりもする。

生きてるだけで頑張っている、という発想。

転職してからは、罪悪感を感じつつも「もう限界!」と感じた時には休むことに決めた。
限界と言いつつも、その限界にたどり着くまで、自分の中では何度も限界を超えて挑戦している…
でも、それでまた立ち直れないくらいこころとからだが倒れてしまったら?
そのリペアにはすごく時間がかかることを身を以て知っている。
まわりでも、真面目で頑張り屋さんで、自分ががんばってることに全然気づいてない子たちが
どんどん倒れていくのを目の当たりにしたここ数年。
「わたしなんてまわりに比べたら全然がんばってない!」と常に、今も、ちょっと思ってたりする。

けど、それはなんだか違うようなのだ。
ただ働いているだけでがんばっているし、むしろ生きているだけでがんばってるんだとも思う。
どん底にからだがつらくて、こころが折れていた時に、友人に言われたこと。
「充分頑張ってるよ!!!」なにがどうとかでなく、もう生きてるだけでがんばってる、というような意味で言われた。
その言葉や、いろんな本を読むことで、「あー、けっこうわたしがんばってるのかも。」と徐々に思えるようになり。
みんなががんばってるから、ではなく、自分がどう感じているのか、休息が必要なタイミングかどうか。
まわりに左右されるのではなく、きちんと自分と向き合うと徐々にそのタイミングは見えてくる。

そうそう、「もっとがんばらないとダメなんです(涙)」と鍼灸師さんに泣きついた時には、
「きちんと休んで、からだを回復させる。
それで力が戻ってきた時にしっかり頑張るほうがあなたや周りの人にとっても良いんじゃない?」と言われた。
きちんと休むことの大切さは、ここ1年で学んだ。

だからほんとに、なんとなく限界を感じているひとは「こころの風邪」なので、
きちんとこころにも栄養を与えるお休みをとりましょ。
1日休んで元気になれば、きっとまたすぐにがんばれるよー!

 

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