いい席は、座らずとも眺める方が楽しいかもしれない。
ずっと行きたかった阿佐ヶ谷にある喫茶店〈gion〉へ、ようやく辿り着いた。中央線は好きな街も喫茶店も多すぎて、冒険心と安心したい心を天秤にかけた結果、西荻窪へ足が向く。
「今できることを」と模索していたら、同じような志の人が声をかけてくれた。初めましての挨拶が終わった後、ひとりで駅前にある〈gion〉へ向かうと、ネオンサインが手招きしている。
おそるおそる扉を開け、カウンター席へ腰掛ける。目の前ではデジタル時計が妖しく光り、天井にはまるでディズニーランドのスターツアーズのような星空が広がっている。
左のほうに目をやると、あの有名なブランコ席が見えた。背景には、窓越しに見えるグリーン。その隣のテーブルには、可憐な一輪の黄色いバラ。さながら洋館のようだ。
混沌とした世界観が妙に心地よく、「ああ、また中央線で好きな喫茶店が増えてしまった」と頭を抱えて店を出た。
阿佐ヶ谷の喫茶店〈gion ギオン〉で絶品ナポリタンを 店舗外観
阿佐ヶ谷駅前にある喫茶店〈gion ギオン〉。喫茶店好きなら誰もが知る聖地ですね。ずっと行きたいなと思いつつ、ようやく来られました。
背の高いグリーンが店を覆い、正面からはほぼネオンサインが見えないほど生い茂っています。目隠しになるのがいいですね。
〈gion〉の営業時間は朝8:30(日曜9:00)から深夜2:00まで。夜飲みに行った帰りにも立ち寄れる喫茶店がある街、うらやましい…!
注意事項やサービスがしっかりかかれています。全て禁煙席になったようです。
阿佐ヶ谷の喫茶店〈gion ギオン〉で絶品ナポリタンを 店内
gionのカウンター席は4席ほど。平日の14:30過ぎでしたがほぼ満員。カウンター席はサイバー感があって、ちょっと新鮮。
右奥の小さなキッチンで、スタッフの方がじゅうじゅうと鉄板を振る音が聞こえます。テキパキとメニューが仕上がっていくのを見るのも楽しい。
左を見ると、雑誌でよく見かけるブランコの席が!
空いた瞬間に移動したくなりましたが、混んでいたので断念。そういえば阿佐ヶ谷姉妹もブランコ席に座ってたなぁ。(単独ライブへ行くほどのファン)
大きな窓から燦々と降り注ぐ自然光とピンクの壁のコントラスト。それに華を添える黄色いバラ。
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阿佐ヶ谷の喫茶店〈gion ギオン〉で絶品ナポリタンを メニュー
〈gion〉で頼むべき口コミナンバーワンメニューは、カラフルなクリームソーダだったみたい。ぽってりとしたグラスに注がれるブルーのソーダ、美味しそうでした。
※後日、ソーダ水飲みました。金魚鉢みたいでキュートなグラス。
わたしは、最近ハマってるレモンスカッシュを。gionのレモンスカッシュはレモンを半量使っていて酸味が強いタイプ。好き。
紙ナプキンを見て気づく。〈gion〉=祇園、なのか…!?
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フードメニューでおすすめなのはナポリタンだそう。白い大皿に盛られたナポリタンはハムまで香ばしい。これは焼きナポリタン!
ここまでしっかり炒められたタイプは珍しいのでは。
付け合わせのタマゴサラダもたっぷり。それに、グリーンサラダは1日分の野菜がとれるのでは?と思うほどのボリューム。学生街にあるような、懐が深い定食屋みたいなメニュー。
次に来た時は、ここのテーブル席で友達とおしゃべりしたい。
夜は夜できっと、妖艶な雰囲気に様変わりするんだろうな。ライブ通いが再開したら、ここでふらっと一息つきたい。
阿佐ヶ谷の喫茶店〈gion ギオン〉で絶品ナポリタンを 店舗情報
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