はあちゅう「通りすがりのあなた」トークイベントレポート

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浅草育ちの街歩きエッセイスト。1981年生まれ。夫と二人で東京下町暮らし。 30代の女性に向けて「知られざる街の魅力」をお伝えする「かもめと街」を運営。 →くわしいプロフィールはこちら

「未来のために、今の自分を残そう」

ブロガー・作家である「はあちゅう」さんの言葉です。

こんにちは、チヒロ(@kamometomachi)です。

はあちゅうさんの初小説「通りすがりのあなた」の限定トークイベントへ行ってきました。

本についての話がメインでしたが、生き方や、佇まいに励まされました。

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はあちゅうさんが小説を書いた理由

 

「ブロガーなのに、なぜ作家、小説なの?」と言われることが多いそうですが、ご本人は2歳の頃から作家になりたかったそう…!

中学・高校時代は小説を書いて応募したものの、なかなか賞にはひっかからなくて諦めていたそう。

そこでブログを書いて「人生を企画化して本にする」取り組みを始めたと。

本はコンスタントに出せるようになったけど、
「小説から逃げてる」という意識がずっとあったそうです。

縁あって、講談社の小説担当の方とつながり、念願叶って、今年小説デビュー!

 

はあちゅうさんの考える「小説とは何か?」

始まってから終わるまで、主人公が少しでも前に進んでいるものが小説なのではないか?と。

みなさんの考える「小説」の定義について知りたいです、と仰ってました。
(きっとつぶやいたら読んでくれるはず→はあちゅうさんのTwitter

 

「通りすがりのあなた」について

7作品全て、実体験をベースに書かれたものだそうです。

テーマは、「海外・旅・曖昧な関係」。

人のつながりは、「家族」「友達」「恋人」など、言語化できる関係だけがあるわけではない。

一瞬だけ関わりのあった人でも、心に残ってる人って誰でもいると思います。いい意味でも悪い意味でも、そういう人って自分に影響およぼしてますよね。無意識だとしても。

 

七つの短編は、主人公とそんな曖昧な関係の他人との物語。

わたしが印象に残ったこぼれ話をお伝えしますね!

 

「世界が終わる前に」

とある彼と付き合っていたときのことを美化して書いたそう。

その付き合っていた彼が進路に失敗して、その後、心を病んでコミュニケーションが取れなくなってしまったそう。

 

「彼が『むこうがわ』に行ってしまった」

 

そんな風に聞いたけど、自分が接する「彼」は本当に変わってしまったのか?

はあちゅうさんにはそう見えなかったそう。

 

それよりも「ふつう」と「病んでしまった」の境界線って、思ったほどはっきり分かれていないんじゃないか、と感じたそう。

 

この話にはとても共感しました。わたしたちが見ている姿は、その人の一面でしかないんですよね。

 

「妖精がいた夜」

この作品が好きな人が多いそうですが、ご自身は自信がなかったそうです。(わたしもこれがいちばん好き)

高校で同じクラスだった男の子が、大学生の頃に事故で亡くなったことが心にずっと引っかかっていて、そんな思いがこの小説になって表れたそう。

すごく親しい関係ではなくても、「思い出があるから悲しい」だけではなく、「思い出がたくさんあるわけじゃないけど悲しい」と。

自分のエゴと言われるかもしれないけど、何かできたのでは?と思ったと話されてました。

わたしも、この話を読んで同じような経験を思い出したんです。

わたしの場合は、思い出がたくさんありすぎて、それなのに助けられなかった後悔ですが…(そもそも助けられるようなことがあったかすらわからないけれど)

【書評】はあちゅう「通りすがりのあなた」を読んだら、思い出の扉が開いた話

 

ここでも書いた通り、この小説を読んでいると自分の思い出とリンクして、いろんな記憶が思い出されます。

言語化できない、でも忘れたくない思い出が。

このイベント終了後のサイン会で、そんな感想をはあちゅうさんにお伝えしました。

「そういう感想がいちばんうれしいです!」と。わたしの方こそうれしいです…涙

(イベント中に撮った写真も、はあちゅうさんがインスタに活用してくださってて、お役に立てたのもうれしかったです)

 

「今を残していくことが大切」

はあちゅうさんは、小説を書くにあたって昔の日記を読み返したそうです。

それによって記憶や感情がありありと思い出されて、創作の力になったそう。

たしかに、この本の中の10代の女の子の話は、10代特有の心の葛藤、自己中心的な、一方的なものの見方がリアルで、忘れたかった感情を思い起こすお話でした…!

今を残しておくことで、未来の自分が振り返ることができる。手帳を使う意味はここにあると。

はあちゅうさんプロデュースの手帳、使ってみようかな!

 

「もっと小説を売っていきたい」

小説を売るって本当に難しいそうです。

それでも売りたい。

自分ができることを全てやる、という姿勢がとても格好良かったです。

「小説を売るサロン」というオンラインサロンを立ち上げ、参加者と戦略を考えたり、事前に本を送付して感想を募ったり。(今回のイベントはこのサロン参加者限定でした)

 

 

そこで書いた感想が講談社さんのサイトに反映されていたのも、サロン参加者としてはとても嬉しかったです!

楽天SHOWROOMの毎朝配信を始めたのも、小説を売りたかったから。

動画は「イタイ人」と見られそうで、ハードルが高かった。

それでも、葛藤がある場所にはチャンスがあると思って始めた。

、、、もう、素敵すぎませんか?

この発言にかなり勇気をもらいました。

 

「嫉妬はエネルギーになる」

最後に質問コーナー。

「疲れたときの原動力は?」

「同世代で頑張ってる人の姿を見る・待ってくれてる人、一緒に頑張ってる人がいることを思い出す」そうです。

はあちゅうさん、素晴らしいことをしている人を見ると、自分とどんなに世界や立場が異なっていても「ありとあらゆる人に嫉妬する」と。(すごくわかります…!)

その嫉妬を自分のエネルギーに変えて、前に進んでいるそう。

これも、めちゃくちゃ響きました…!

近々ビジネス書も出されるそうで、とっても楽しみです。「半径5メートルの野望」が響いた人はマストかと!

「通りすがりのあなた」も、「半径5メートルの野望」も、ぜひぜひ読んでみてくださいね。

 

 

 

 

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