赤羽に6年住んだ私が思う、赤羽だけが住みたい街ですか?

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赤羽に(正確にいうと北赤羽)に住んで6年。
ついこの間引っ越したものの、ここ2年ほどで「住みたい街で赤羽が急上昇!」という記事がたくさん。
ムムムと思う今日この頃。なんか、なんかこういうの違和感…!

赤羽が急浮上、吉祥寺は転落…賃貸で住みたい駅最新ランキング

確かに数年前から「赤羽に住んでます」というと、まわりの食いつきが急に良くなった。
特に酒呑みの方に…!!そう、そうなんです。赤羽駅ほど近くの一番街商店街は安くてその割においしい飲み屋たくさん。
建物も古くてなんだかいい味があるお店がいっぱい。

昭和の人情が息づく商店街

特に人気な「まるます家」はいつも行列。雰囲気最高で昭和で時が止まってる。
お客さん至上主義じゃなくて、きちんとお店の人とお客さんが対等な立場な感じがいい。
「酔っ払い入店禁止」だし、飲みすぎてベロベロになるのも禁止。
そういう人が入ってきたら、おばちゃんが全力で止める(笑)「そこにダメって書いてあるでしょー!!」って。
そういうのをきびしく守ることで居心地のいいお店を長く守ろうとしてる。

よく行ったのは「のんき」というもつ焼き屋。もつが新鮮で安くておいしい。
生レバーは食べられなくなっちゃったけど、とろけるようなもつにウットリ。
スーツ姿のサラリーマンで大にぎわいで、混んでて入れないことも多いけど。

「グットミートバル」も最高。何度友人を連れて行ったことか。
精肉屋さん直営なので美味しくて安い。このクオリティ、他の店なら1,5-2倍はするよね。雑味がなく素材の味が生きてる。
前菜盛り合わせで、パテとか色々少しずつ食べられるのが幸せ。
お洒落な店が皆無な赤羽に出来た素敵なお店。ここも予約なしだと結構きびしい。

そういやまぼろしの「米山」っていうもつ焼き屋もあったな。
孤独のグルメに出てきそうな味のある店構えで、店のローカルルールがいっぱいあって。
店構えはカウンターと店の外にテーブルと椅子がいくつか。
椅子が足りない場合はお客さん同士で譲り合ったり、どこかから出してきたり。
老夫婦2人でやってるので、出来たものはお客さん同士のリレーで席に届ける。追加注文は禁止で、最初に頼んだものが全て。

そう、どの店もみんな対等なんです。わりと。それがわたしの育った下町と近くて、居心地がいいなと思ってた。
お客さん同士で話したりするのも楽しくて。
隣で飲んでいた男子たちと私たち夫婦で気が合って、二軒目行って終電まで過ごしたこともあったな…私飲めないのに。
人と人との距離が近い。

自分の価値観で生きている人に出会える街

それから、清野とおるさんの漫画「東京都北区赤羽」に描かれるような強烈なキャラクターが普通にいるのもおもしろい。
山田孝之が惹かれてドラマになったように、あの強烈な人たちはまわりに左右される価値観で生きてなくて、
自分が心地いい暮らしを全力でやってるから魅力的なんだと思う。
(シンガーソングライターの斉藤さんはよく駅前で美声を轟かせていた。声がとんでもなく美しいんです。
アニメのオープニングとかで使ってほしい。)

そういや夜遅くにスーパーで林家ペー氏を見かけて「日常的にフツーに全身ピンクなんだ…!」と驚いたことも。
そう有名な人でなくても、強烈な人に会う確率が高い街。それが赤羽。

1番衝撃的だったのは、叫びながら立ったままキーボードを弾くお姉さん…。
どれもコードではない不協和音を響かせていたのが強烈だったな〜あれはなんだったんだろう。。
取り締まりがないのか、駅前は今でもいろんなミュージシャンが毎日いる。

赤羽の好きなところはそんなところ。
街が元気で生活するにもスーパーとか便利なお店がたくさんある一方、商店街も元気。
下町の良さがまだ少しある。

団地マニアにはたまらない…!!けれども。

駅から少し離れれば、団地マニアがよだれを垂らしちゃいそうないい感じに古い団地がたくさんあったりして。
さまぁ〜ずが「モヤさま」で何度か来ていた桐ヶ丘団地は、山田孝之もドラマで使ってたな。
昭和な感じのロゴもいい味出してていい感じ。
ただ、それと同じくらい、いや、それより多く開発も進んでる。

マスコミが謳う利便性と、マンション建設ラッシュの関係性

そう、マンションがじゃんじゃん建設されているのだ。まだ少しだけ空き地があったりする分。
赤羽から少しバスで行った場所だけど、赤羽にさえ出られれば電車の利便性はとてもいい。
(もしくはすこし歩いて都営三田線に乗るか、だな。)
なのに地価がまだ安くて、その割に都会にしては広い部屋に住める。

私たちが住み出した2010年も、北赤羽は都内の穴場でわりと安くて広めな部屋に住めた。
(去年隣の部屋が空いた際に、家賃を調べたら1万円も上がっててびっくりした。エレベーターもないのに…夏は廊下にセミがものすごい数倒れてるのに。。
そして床はどこも斜めっているのに。。なぜか住んでる人も段々周りに配慮しないタイプの人が増えて、夜の騒音もすごかった。。)

話がずれてきたが、きれいで巨大なマンションをめいっぱい建ててるのを目の当たりにすると
「この住みたい街ランキングは本当なのかな?」と疑問に感じたりする。。。売るためのイメージ戦略?

情報に踊らされず、自分できちんと考える

いや、でも数年前までずっと吉祥寺に住みたかった私としては、そのランキングは正しいかも、とも思う。
大多数の憧れが自分の憧れであると錯覚していたとき。
住んでから、あれ?と思うこともあるだろうし、そうは言ってもすぐ引っ越せるものでもない。
住む場所を考えるなら、いろんな意見を読みつつも、自分の大切にしたいことをきちんと見つけて決めること。

知らない街をどんどん知って、良いところを見つける。
それには時間がかかるけど、メディアがつけるイメージと実際に歩いた街は雲泥の差だったりする。
赤羽だけが穴場じゃないと思うなぁ。

そうそう、テレ東深夜でドラマ化された「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」(この記事タイトル、いただきました)。
わたしの伝えたいこと、そのままこの作品と同じで嬉しかった。テレ東は、いい意味でマイナーをメジャー化してくれる。
どこの街も、そこで暮らしている人をじーっと見ていれば愛しい部分がたくさん見えてくる。

何もなさに嫌気がさしてきた北赤羽時代。引っ越す前に普段ほとんど通らなかった道を歩いてみたら、駄菓子屋さんを見つけたり。
高いビルが少ない分、空が広くて近くて、土手沿いの散歩が気持ち良かったり。人懐っこい猫がすりよってきたり。

そうそう、赤羽に住みたい・住みたすぎる人に伝えたいのは、通勤が想像以上にしんどいということ。。。これに尽きる。(特に埼京線)
朝はどんなに早くても座れないし、8時台のラッシュは殺人的な混み様だし、とにかく毎日遅延しているし。
(山手線や湘南新宿ラインの並行する部分があるからとかで、他の線が遅れると一緒に遅れたりする)。
いくら早めに出ても、余裕で20分くらい電車が遅れたり、満員の中で止まったりするので毎日息が止まりそうなストレスでした。。

なのに、それだから、なのか、まわりへの配慮をしない人も多かったなぁ。
降りる時に「すみません」って言ってもどいてくれない、出口を塞いだりしてるし、混んでも奥に詰めてくれないし。
顔面スレスレのところで携帯平気でいじる人の多さよ。。。携帯よりもまわりを見ようよ。。。。
人の肩に平気でスマホ載せてくる人にもキーっとなった。
割り込んできたり、降りる人を待って乗ることもしない人も多くて、毎日超ストレスだったなぁ。。。
いろんな電車で通勤してきたものの、どれも最低レベルでひどかった。
ひとたび電車が止まると、赤羽駅は乗れない人であふれ、ホームにすら入れず、ものすごい人で埋め尽くされるのが恐怖だし。。
電車のキャパと本数も、今ですらオーバーしまくりなのに、マンション建てて利便性ばかり訴えてるけどどうなの。。。
かといって本数も増やせないだろうし、、、、。たまにある赤羽始発の電車や京浜東北線はまだマシかなぁ。
または出社が遅い人とか、そもそも電車に乗らない人ならよいのかも。。赤羽岩淵付近に住むのもよさげ。
静かだし、電車はあまり混まないし、少し歩けばすぐに赤羽の街に行けるし。

メリットばかり強調されがちな最近の風潮。
イメージだけに惑わされず、きちんと考えて納得して住める人が増えるといいな。

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